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教室のこと Self-Reflection ⑦ ★ Part 2 ── 子育て編 Annluke

自分を振り返る ⑦
子育て編③ 中学編 ──まったく違う、ふたつの中学生活

★ Part 2 ── 子育て編 ③
自分を振り返る ⑦
── 中学編 | 分かれた道、それぞれの色
Part 1 | / Part 2 | ⑦ 中学編

前回の 第6話 では ──
小学4年生で訪れた分岐点のお話を書きました。

第7話の今回は ──
分岐点を経た 二人が
中学生になってからの 物語です。

■ それぞれの、中学生活。

娘たちは ──
それぞれ まったく違う中学生活を 歩むことになります。

★ 長女のはなし ★

First Daughter長女 ── 音中で 出会えた居場所。

長女は ──
私がかつて受験に失敗した 国立音楽大学附属中学を受験し、
入学しました。

(あの日のことは 第2話 に書きました。)

── 今思えば これは私自身の
「トラウマの回収」だったのかもしれません。

でも 結果的には ──
大正解
この選択をして 良かったと思っています。

のびのびとして 自由な校風。
それでいて、
とてもあたたかく、
生徒一人ひとりを 包み込んでくれる学校でした。

長女のような のんびりした子でも、
そのままで 受け入れてもらえる場所でした。

■ ある日、興奮して帰ってきた長女。

ある日 ──
長女が興奮した様子で 帰宅し、
こう言いました。

── 長女の声
ママ!あのさ!
私、小学3年生の時、
お勉強ができなかったから ピアノ選んだんだったよね?

私、バカで よかった〜!!
ピアノ楽しい!
ピアノ選んで よかった!!
── 中学生になった、長女

私は ──
思わず、言葉を失いました。

そして、
じわじわと 涙が込み上げてきました。

■ 怖くて、聞けなかったこと。

実はそれまで ──
怖くて 聞けなかったことが ありました。

ピアノ、好き?

もし「好きじゃない」と 言われたら どうしよう。
そんな不安が、あったからです。

でも この日 ──
初めて 本人の口から、

楽しい
選んでよかった
という言葉を、聞くことができました。

どれだけ ホッとしたか ──
今でも、はっきり覚えています。

■ 「いつから そう思ったの?」

その後、こう聞いてみました。

いつくらいから、
そう思ったの?

答えは ──

── 長女の声
音中に入ってからだよ。

小学生の頃は、
自分がどう生きてたかも、
ピアノ弾いてたかも、
全然 記憶ない。
── 思わず、笑ってしまいましたが

同時に、
はっと しました。

── きっと、あの頃の長女は "母の期待"という
見えない枠の中で ──

自分自身を 見失ったまま、
過ごしていたのだと思います。

本当に、
申し訳ないことを したと感じました。

■ 中2の春 ── 1000人の前で。

中学2年生の時。
新入生歓迎演奏会に 選抜され、
1000人規模の大ホールで 演奏する機会を いただきました。

★ The Stage
満席に近い、会場。
1000人分の拍手が、
押し寄せてくる。
その瞬間、長女は 圧倒されるどころか ──
これまでに感じたことのない 幸福感と高揚感
味わったそうです。

そこから ──
人前で演奏することの 喜びを、
長女は 知っていきました。

ステージが 怖かった私とは、
真逆の反応に ── 正直、とても驚きました。

★ 次女のはなし ★

Second Daughter次女 ── 思いがけない 入学。

一方、
次女の中学受験は ──
控えめに言っても、
とても大変なものでした。

(そのエピソードは、2時間は軽く話せるほどです 笑)

それでも 結果として、
希望していた学校に 合格することができました。

■ しかし ── その時、世界は 一変した。

時は 2020年2月

そう ──
ダイヤモンド・プリンセス号のニュースが
連日 報道されていた頃です。

★ 2020. Spring
受験を終え、
卒業、入学へと向かうはずの時期に ──

世界は、一変しました。
パンデミックです。

緊急事態宣言で 学校は休校。
入学式は 行われず、
オンライン授業からのスタートと なりました。

夏頃から 少しずつ登校が始まっても ──

常に、
見えないウイルスへの 警戒がありました。

■ 繊細な心への、影響。

もともと 繊細な次女にとって ──
この環境は、
決して楽なものでは ありませんでした。

電車通学も、大きな不安。

体調も 崩しがちになり、
多くの時間を 不調とともに 過ごすことに なります。

■ 後になって、気づいたこと。

娘の不調は ──
パンデミックだけが原因では なかったこと。

これは、
後になって 分かったことです。

── 振り返って、思う 受験勉強の中で ──
私が 彼女に 負荷を かけすぎた

その 反動もまた、
ここに 重なっていたのです。

(第6話の最後で書いた "生まれてしまった負の部分" ──
その正体の ひとつが、これでした。)

気づいた時には、
もう、その渦中に いました。

■ それでも ── 寄り添ってくれた、先生方。

それでも ──
学校の 先生方は、いつも寄り添ってくださり

なんとか中学生活を終え、
そのまま 高校へと進学することが できました。

── 本当に、ありがたいご縁でした。

■ 同じ家庭で 育っても。

同じ家庭で育っても ──
歩む道も、感じることも、まったく違う。

子育てに、
「正解」は ない。 ── 改めて、そう感じた時間でした。

■ ここまでが、子育て編 ③。

次回は ──
それぞれが さらに 大きく変化していく
高校生編のお話です。

── 次回 ⑧ に つづきます。 中学を経て、ふたりの音楽は どこへ向かったのか。

ふたつの ちがう道に、
ふたつの ちがう光が さしていた。

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