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教室のこと Self-Reflection ① Annluke

自分を振り返る ①
幼稚園〜小学校編 ──順調だった私が、初めてぶつかった壁

★ New Series
自分を振り返る
── 講師・東代周子 が綴る、自身のピアノ人生

私は、
ピアノを弾くのが好きな子どもでした。

正直なところ、
楽譜を読むことに 苦労した記憶がありません。
きっと 楽しかったのだと思います。

4歳から始めて、
周りからは なんとなく ──

「よく弾ける子」

そう言われていました。

■ 初めての つまずき。

そんな私が 初めてつまずいたのは、
小学4年生の時に出場した コンクールでした。

先生に勧められて、
なんとなく 出場したコンクール。

今振り返ると ──

どれも、あまり残っていません。

おそらく私は ──
「ただ、弾いていた」だけ
だったのだと思います。

■ 結果は ── 予選落ち。

Result
「ダメだった」ということは、
理解していました。

でも ──
悔しいとか、悲しいとか、
強い感情は、不思議と湧いてきませんでした

ただ一つ、

「× だった」ことへの、
少しの恥ずかしさ。

それだけが、
静かに残っていました。

■ 5年・6年でも、コンクールへ。

その後、
小学5年・6年でも コンクールに挑戦しました。

曲が難しくなるにつれて、
あることに気づきます。

暗譜が、とっても苦手。
音を覚えることが、苦手。 ── これは、ピアノを弾く者にとって、とても大きな弱点。

■ その理由が分かったのは、ずっと後でした。

私は4〜5歳の頃、
先生のご指導で ──

バイエル1曲につき、
2つの調に移調して弾く宿題が出ていました。

今思えば、
とても高度なことを していたと思います。

問題は、その先でした。

移調した調の主音を 「ド」として、
ドレミで歌う練習をしていたのです。

いわゆる ──

「移動ド」

■ 固定ドと 移動ドのあいだで、迷子に。

A
固定ド
ピアノの「ド」は
いつも「ド」。
音の高さが固定。
B
移動ド
調の主音が「ド」に。
相対音感の
トレーニング。

耳がとても柔軟な時期に、
このトレーニングを "中途半端な形で" 続けてしまった結果 ──

私は、

という状態に なってしまいました。

その結果、
音の記憶が、とても苦手
なったのではないか ──

と、後になって 気づいたのです。

■ 聴音で 感じた「壁」。

音大附属中学を目指していた私は、
聴音のレッスンも 受けていました。

しかし ──
曲が難しくなれば なるほど、

聞こえない壁
音は あるはずなのに、届かない。
「聞こえない」

という現実に、
直面します。

それは、自分にとって
とても 大きな壁でした。

■ ここまでが、第1話。

「なんとなく弾けていた私」が、
初めて 壁にぶつかったところまで。

この先 ──
どう向き合っていったのか。

── 次回 ② に つづきます。 壁の前で立ち止まった私が、その先で見つけたもの。

順調なときには、見えないものがある。

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"順調"の中で見えなかったものに、後から気づくこともある。
アンルークでは、お一人おひとりの音と
じっくり向き合うレッスンを大切にしています。

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