前回の 第3話 では ──
高校時代に ピアノへの情熱の火が、ポッと消えた音 のお話を書きました。
シリーズ最終話の今回は、
▶音大時代から、教室を始めるまでの
長い遠回りのお話です。
■ そのまま、音大へ。
高校卒業後は、そのまま 内部進学で
国立音楽大学 音楽教育学科 リトミック専修へ進みました。
リトミックは、
幼児期の音感や表現力を育てる教育として、
とても有効とされている分野です。
この専修を 選んだ背景には ──
心のどこかに、こんな想いも ありました。
いつか 子どもたちに 音楽を教える、
その基本を、
しっかり 学んでおきたい。
ピアノへの情熱が ゆらいでいた頃でも ──
▶「教える」という方向だけは、
薄っすらと、心に灯っていたのかも しれません。
■ ピアノから、離れていった時間。
しかし ──
この頃の私は、
ピアノへの情熱を 完全に失っていました。
ありがたいことに、
著名な先生の門下に入れていただいたにも関わらず、
毎週のレッスンは ──
今振り返ると、
▶とても ひどいものでした。
■ 当時 夢中になっていた、3つのもの。
当時の私が 夢中になっていたのは ──
レッスン
サークル
この3つでした。
▶ピアノと向き合うことから、
どこか 目をそらしていたのだと思います。
■ 大学4年 ── ピアノを、手放した。
そして 大学4年生の途中。
私はついに、決めました。
やめよう。
レッスンに、
行かなくなりました。
今思えば ──
とても 悲しい選択です。
でも 当時の私は、
そこまで 追い詰められていたのかも しれません。
■ 将来を、考えられなかった日々。
この頃は アルバイトに 一生懸命で、
自分が将来どうしたいのか ──
そこまで深く 考える余裕も、ありませんでした。
同世代みんなが、必死だった時代。
でも、二次試験で 不合格。
就職活動もせず、ただ時間が過ぎていきました。
無責任に 生きていた時期。 ── そう、振り返ります。
■ それでも、人生は 続いていく。
なんとか 単位ギリギリで卒業し、
たまたま取得していた 秘書検定をきっかけに、
▶OLとして 働き始めました。
その後 ──
結婚・出産。
会社を辞め、
主婦になった時 ──
ようやく、
▶「ピアノ教室を始める」という形が、
見えてきました。
■ はじまりの、不安。
ブランクのある自分に ──
「習いたい」と思ってくれる人なんて、
いるのだろうか。
そんな不安の中、
ご近所の方が 2人、
レッスンに 来てくださいました。
■ そして ── すべての はじまり。
1月11日。
静かに、始まりました。
※ この日のことは、
「1月11日 ── 教室の開講記念日に思うこと」 にも書いています。
■ 最後に。
順風満帆では なかった、
これまでの道のり。
遠回りも、
挫折も、
迷いも ──
すべてが、今に つながっています。
▶この経験があるからこそ、
どんな生徒さんにも 寄り添える。
そう思いながら、
今日も レッスンを しています。
まっすぐ歩いた人だけが、
たどり着ける場所ばかりじゃ ない。
読んでくださって、ありがとう。
── そして、次は 子育て編 へ つづきます。