Part 1 の最終話 第4話 では ──
長い遠回りの末に、
2007年1月11日、ようやく教室が始まったところまで書きました。
ここからは Part 2「子育て編」。
▶母として、先生として ──
ふたつの帽子をかぶって 走った日々のお話です。
■ 教室の はじまりと、子育て。
2007年1月11日。
1歳の長女を抱えながら、
私はピアノ教室を 開講しました。
そして翌年 ──
2008年1月には、次女が誕生。
子育てに 追われながら、
少しずつ 教室を続けていく ──
そんな、毎日でした。
■ 絶対音感への 強い想い。
自分自身の 「耳」で苦労した経験から、
(その話は 第1話 に書きました)
絶対音感だけは、
身につけさせたい。
そんな強い思いが、
ありました。
■ それぞれの、スタート。
長女は、2歳になる頃から ──
江口式の絶対音感トレーニングを スタートしました。
長女が3歳になった頃、
この先生のもとで、
習わせたい。
そう思える教室に出会い、入室。
教室内に ソルフェージュのレッスンがあったため、
絶対音感トレーニングは そこで終了しました。
一方、次女は ──
絶対音感トレーニングは行わず、
3歳から ピアノとソルフェージュを スタートしました。
■ その結果は ──
二人とも 成人した今、
▶絶対音感に 近い感覚を 持っています。
私が学生時代、
何度も壁にぶつかった 「聴音」。
(あの "聞こえない壁" のことは 第1話 に。)
それを 二人とも 得意としていることは、
嬉しい ことでした。 ── 自分が乗り越えられなかった壁を、子に渡さずに済んだ安堵。
■ コンクールとの 向き合い方。
教室の先生の勧めで、
5歳からピティナ・ピアノコンペティションにも 挑戦しました。
自分自身の 苦い経験もあり ──
当時は、
▶子ども以上に、
親である私が、必死だったと思います。
■ 姉妹でも、まったく違う。
同じ環境で育っても ──
姉妹の性格や音楽性は、まったく違いました。
マイペース。
本番でもテンポが乱れることはないけれど、自主性はやや控えめで、
言われたことを 「8割くらいできる」タイプ。
体全体で 音楽を表現するタイプ。
ただ本番前は とても繊細で、
何度も楽譜を見返しながら ──
「頑張れ。私ならできる」と
自分に言い聞かせるような子。
同じ家で、同じ親に 育てられても ──
ふたつの音楽が、ここに あった。
■ 練習の リアル。
練習量は ──
圧倒的に 長女に 時間をかけていたと思います。
2歳差ということもあり、
曲の難易度の違いも ありましたが ──
やはり 習得に時間がかかる分、
丁寧に向き合う必要がありました。
一方で 次女は、
感覚的に音楽を捉える力があり、
曲の仕上がりも 早いタイプでした。
■ 毎日の、積み重ね。
それでも ──
毎日二人の練習に 付き合う ──
これは本当に、
▶気力と体力の、勝負でした。
今思えば ──
若かったからこそ、
できたのかもしれません。
■ 最後に。
子どもにピアノを習わせるということは、
決して 簡単なことでは ありません。
でも、その中で ──
- たくさんの 成長
- たくさんの 気づき
が、ありました。
そっと寄り添う気持ちに、つながっています。
■ ここまでが、子育て編 ①。
次回は ──
子どもたちに 訪れた、
大きな転機のお話。
同じ屋根の下にも、
ふたつの違う 音楽がある。