それが、「おもしろ歌詞作り」。
発表会やコンクール曲など、"曲として仕上げていく" ものに関しては、よく生徒さんと一緒に 歌詞を作っています。
■ 歌詞のテーマは、その子の「今」
まず、生徒さんに、思いつく単語を いくつか出してもらいます。
すると、その子らしさが 自然と見えてきます。
幼稚園生なら 幼稚園生らしく。
小学生なら 小学生らしく。
その時 その子が 夢中になっている世界を元に、曲の中に物語を作っていきます。
■ 例えば、「メヌエット ト長調」
毎年 誰かしらが「弾きたい!」と言う、
教室でも 不動の人気曲 です。
この曲、今までに 何回 歌詞を作ったでしょうか。(笑)
冒頭の、この フレーズ。
ある年は、こんなふうに ──
同じ音なのに、生徒さんによって、
全く違う景色 が生まれるのです。
■ ただの音符が、感情を持ったフレーズへ
面白いのは、ここからです。
もともとは、
♪ レ〜ソラシドレッソッソ
という、ただの "音符の並び" だったものが ──
「さぁ 明日 の 夜 は」
という、意味を持った言葉に 変わる。
すると、そこに 自然と 感情 が 乗り始めます。
「さぁ!」 のワクワク感。
「明日」 を想像する 期待感。
「夜」 という具体的な場面の イメージ。
言葉が入ることで、
ただの音が、感情を持った "フレーズ" へ 変わるのです。
■ "強弱記号" がなくても、自然に音楽になる
すると 不思議なことに ──
「ここは大きく!」「ここは弱く!」 と細かく指示しなくても、
歌詞を歌いながら 弾くだけで、自然な強弱や流れが 生まれてきます。
音に、気持ちが 乗り始めるからです。
音楽には なりません。
その音に 「どんな景色が見えるか」「どんな気持ちがあるか」
を 感じられるようになると、
演奏は 一気に 変わります。
アンルークの 歌詞作りは、
そんな 「音に 色や 感情を 乗せる」練習 でもあります。
■ おまけ ── 私の、いちばんの楽しみ
そして 私は ──
生徒さんたちの 自由な発想から生まれる歌詞に、
毎年 たくさん 笑わせてもらっています。(笑)
「先生、こんなの どう?」「もうちょっと変な方が いいかなぁ」
── そんな やり取りが、私の いちばんの楽しみです。