もちろん指のコントロールも大切ですが、長い目で見ると それ以上に大切なのが「音を聴く力」 です。
川崎市宮前区東有馬のピアノ教室 アンルーク・ピアノスタジオ では、
3歳の小さなお子さまから 大人の方まで、
一人ひとりの段階に合わせた 「聴音(ちょうおん)」 のレッスンを取り入れています。
■ そもそも「聴音」って?
「耳で聴いた音を 楽譜に書き取る」訓練のこと。
ソルフェージュ(音楽の基礎訓練)の一部で、
プロを目指す人だけのものでは ありません。
小さい頃から 少しずつ続けることで、ピアノが何倍も楽しくなる土台になります。
■ なぜ「聴く力」が ピアノ上達に欠かせないのか
本当にうまい人と そうでない人の違いは、
実は ── 「自分の音を どれだけよく聴けているか」 にあります。
・音の高さやリズムを 正確にとらえられる
・自分が出している 音の響き・バランスを聴き分けられる
・音楽の「流れ」や「行き先」を 感じ取れる
これらはすべて 耳で育てる力。
聴く力が育っている人は、たとえテクニックがゆっくりでも
表情豊かで、聴き手の心に届く演奏が できるようになります。
■ アンルークで行う 3種類の聴音
生徒さんの年齢や段階に合わせて、
3つのステップ で 聴音レッスンを進めています。
① 色音符聴音 ── はじめての「耳のレッスン」
未就学のお子さまや、ピアノを始めて間もない生徒さんに 最初に取り入れているのが
「色音符聴音(いろおんぷちょうおん)」 です。
ドレミの音 それぞれに 色 を結びつけて 覚えていきます。
レッスンでは、講師が弾いた音を聴いて
対応する 色の旗を上げる ゲーム形式で 行います。
「ドレミ」という言葉だけで覚えるより、
"色"という視覚的なイメージを組み合わせることで、音が 記憶に残りやすくなります。
② 旋律聴音 ── メロディーを 聴き取って書く
音の流れを 楽譜に書き取る 練習です。
・音が 上がった / 下がった / 同じ か
・どんな リズム で 動いたか
ト音記号・拍子記号・小節線も 生徒さん自身に書いてもらい、
「楽譜が どう組み立てられているか」を 手を動かしながら理解していきます。
③ 和声聴音 ── 響きの「空気感」を聴き取る
・明るく晴れやかな響き(長三和音)
・少し切なく、深みのある響き(短三和音)
・落ち着いて終わる感じ / まだ続きを欲しがる感じ
和音の "空気感" を耳で感じ取り、やがては
音楽の骨組みまで 聴き分けられるように なっていきます。
和声がわかると、演奏は 劇的に変わります。
ただ音符を並べるのではなく、
「この和音は どう響かせたいのか」「音楽は どこへ向かっているのか」を感じながら 弾けるようになるのです。
■ 聴音で育つ 4つの力
■ 苦手だったからこそ、伝えたいこと
実は私自身、学生時代 聴音が 大の苦手 でした(笑)。
音大附属高校・国立音楽大学と進んだ私にとって、聴音の試験は いつも頭の痛い時間。
「もっと小さい頃から、こつこつ耳を育てておけばよかった」と、何度も思ったものです。
だからこそ今、生徒さんたちには ──
小さい頃から "正しく音を聴く" 経験を たっぷりしてほしい と願っています。
ピアノは、指だけで弾くものではありません。
「耳」で育っていく部分が、とても大きい習い事 なのです。