ピアノを始めると、
早かれ遅かれ、
楽譜を読むという壁にぶつかります。
この「読譜」を巡っては、
▶スラスラと読める子もいれば、
なかなかスムーズにいかない子もいます。
■ 「センスがない」のではありません。
なかなか読めないお子さんについて、
「うちの子、ピアノのセンスがないのかも……」
と、ご心配される親御さんもいらっしゃいます。
でも、私はそうは思いません。
▶読譜でつまずく原因の多くは、
"センス"ではなく、"ルート"の問題です。
■ 山頂はひとつ、でもルートはいくつもある。
私はよく、山登りにたとえてお話しします。
▶目指す山頂は、
みんな同じ「楽譜が読める」というところ。
けれど、そこへ向かうルートは、
一通りではありません。
なだらかに、遠回りして登る子。
急な斜面を、ぐいっと登る子。
反対側から、静かに登る子。
■ 性格によって、ちがうルート。
このルートの違いは、
その子の性格や、得意な捉え方と、
密接に関係しています。
考える子
見る子
感じる子
どのルートも、正しい道です。
ただ、
違うルートを選んでいる子に、
別のルートを押し付けても、
▶なかなか、前に進めないのです。
■ 「その子のルート」を見つけてあげる。
一般的な教本は、
多くの場合ひとつのルートを前提に書かれています。
そのルートが、
たまたまその子にフィットすれば順調。
そうでなければ、つまずきやすくなります。
だから、レッスンで大切にしているのは、
▶「この子は、どのルートから登りたい子かな?」
という、見極めのまなざしです。
その見極めには、
ちょっとしたコツがあります。
性格の違いを、
おおよそで見分ける方法が、
実はあるのです。
──その話は、
また別の記事で、改めて書きたいと思います♪
ピアノに限らず、
どんな学びにも、
その子だけのルートがあります。