「ちゃんと楽譜を読めるようになりますか?」
これも、よくいただくご質問のひとつです。
今日は、ある男の子のお話です。
■ 読譜の早い子、だったのに
幼稚園の頃から通ってくれていた生徒さん。
とにかく驚くほど読譜が早く、
どんどんテキストが進んでいく子でした。
ところが、小学生になると少し様子が変わりました。
▶楽譜を読むのが"めんどくさい"
小学校1年生から5年生まで、
▶ほとんど楽譜を見ずに、
- 耳で聴いて
- 記憶して
- 難しい曲を仕上げていく
そんなスタイルに。
正直に言うと、
「このままで大丈夫かな?」と感じることもありました。
でも同時に、
▶この子の"耳の良さ"と"記憶力"は本当にすごい
とも感じていました。
■ 転機は突然に
小学校6年生の発表会。
ベートーヴェンのソナタに挑戦することになりました。
ここでついに、
▶楽譜を読まないとどうにもならない状況に。
最初はやはり、
「めんどくさい…」という気持ちもあり、
ゆっくりとしたスタートでした。
でも、
▶一度感覚をつかむと…
あっという間に
- 読譜
- 暗譜
を完成させてしまいました。
■ その後の姿
現在は中学生。
今ではなんと、
▶聴いた曲を自分で楽譜に起こし、ピアノで再現する
ということを、趣味にしています。
レパートリーは20曲以上。
自分のタブレットをレッスンに持ってきては、
「これ聴いてください!」
と楽しそうに聴かせてくれます。
■ 大切だと感じたこと
この子を通して強く感じたのは、
▶"できていないこと"ばかりを見ないこと。
もちろん、読譜は大切です。
でも、
▶その子にしかない強みを活かしながら進むこと
これも同じくらい大切だと感じています。
そしてもう一つ。
▶必要なタイミングは、ちゃんと来る。
無理にやらせるのではなく、
▶"必要になった時に一気に伸びる"
そんな瞬間を、何度も見てきました。
■ 子どもの伸び方は一つじゃない
- 最初からコツコツできる子
- 後から一気に伸びる子
- 得意な力を武器にする子
▶どれも正解です。
■ 当教室では
一人ひとりの個性や強みを大切にしながら、
- その子に合ったペース
- その子らしい伸び方
を見守るレッスンを大切にしています。