体験レッスンで、保護者の方から いちばんよくいただく質問のひとつが、これです。
集中力がつくんですよね?」
実は最近の 脳科学では ──
ピアノは "ピアノだけ" を上達させる習い事ではない、
ということが 少しずつ 分かってきています。
今日は、日々のレッスンで感じていることと合わせて、
その "本当のところ" を、書いてみたいと思います。
■ ピアノは、脳の "総合トレーニング"
ピアノを弾くとき、子どもたちは
同時にたくさんのことをしています。
- 楽譜を見る
- 音を想像する
- 指を動かす
- リズムを感じる
- 左右違う動きをする
- 左右違う大きさで弾く
- 次の音を予測する
- 自分の音を聴く
これを ── ほんの数秒の間に 繰り返しています。
つまり、
脳のいろいろな場所を 同時に使いながら、
自分で考える力・自分で修正する力・最後までやり抜く力も、
一緒に育っているのです。
■ 大切なのは「考える時間」
私はレッスンで、
すぐに答えを 教えないことがあります。
「一度 一人で やってごらん♪」
「どう思う?」
「今の音、どっちが好き?」
「なんで 間違えたと思う?」
そんな問いかけをすると ──
子どもたちは、一生懸命 考え始めます。
時間は 少しかかります。
でも、その "考える時間" こそが ──
とても大切だと 思っています。
■ ピアノは、人生の "土台" になる
もちろん、
全員が ピアニストになるわけでは ありません。
でも、ピアノを通して育つ こんな力は ──
大人になっても、ずっと役立ちます。
- 集中する力
- 継続する力
- 人の話を聞く力
- 自分で工夫する力
脳科学の研究でも ──
ピアノの学習は 音楽だけでなく、
関連するさまざまな能力にも 良い影響を与える可能性が
示されています。
「ピアノを 教えている」というより、
子どもたちの未来を育てる
お手伝いをしている。
そんな気持ちで、
毎週 レッスンをしています。
いつのまにか 育つ "考える力"。
ピアノは ── ピアノだけを、
上手にするものでは ありません。