毎年、感じることがあります。
ゴールデンウィーク明けの週は、
なんとなく 元気のない生徒さんが 増える。
体調を崩す子。
ぼーっとしている子。
いつもなら気にならないことで、涙が出てしまう子。
「やる気がない」わけでは ありません。
■ 大人も同じ。子どもは もっと敏感。
大人でも GW明けは ──
「仕事に行きたくない」
「体が重い」
「なんだか疲れが抜けない」
そんな声が、毎年 話題になりますよね。
子どもたちも、同じです。
むしろ ──
▶子どもたちの方が、環境の変化や 疲れを 全身で受け止めているのかもしれません。
■ この時期、子どもたちに起きていること。
4月から 新学年が始まり ──
- 新しいクラス
- 新しい先生
- 新しいお友達
- GWで一度ほどけた緊張
- 本格スタートの学校生活
- 運動会の練習
- 大きな気温差
4月の緊張が やっと少しほどけたところで、
また 学校生活が 本格スタート。
さらに この時期は、運動会練習が始まる学校も多く、気温差も大きい。
── 疲れない方が、不思議なくらいです。
今週のレッスンでも、
「ああ、みんな 頑張ってるんだなぁ」と
感じる場面が、たくさん ありました。
■ 今週、レッスンで出会った 3人の "小さなSOS"
ある部分で つまずいていたので、
「もう一回 やってみよう」
「もう一回だけ!」
と、3回ほど 弾き直しを お願いしました。
すると ── 突然 ぽろぽろ 涙が。
しかも 可愛いことに、
ピアノとは 全然関係ないことまで、次々 訴え始めました。
"疲れてる" んだな」
彼女の 大好きな 「おんぷのおうち描き」 に変更しました。
すると 数分後には、ケロッと笑顔。
楽しそうにお家を描いて、元気に帰っていきました。
その子に 今 必要なことを 見極める。
普段は 弱音も愚痴も ほとんど言わない タイプです。
でも 今週は、
レッスン室に入るなり ──
昨日も今日も、外で運動会練習で……」
「あぁ、そうだった。
GW明けに 運動会練習が 重なると、本当に大変だよね」
と 私も 納得。
その日は 教材を 3冊 終えたところで、
「どうする? 発表会の曲やる?
それとも、今日は ゆるっとプランにする?」と聞いてみました。
発表会の曲は、本人が 憧れて挑戦している大曲です。
3秒ほど 悩んで ──
そう決めて、最後は 笑顔で 終了しました。
それも、とても 大事な力です。
控えめに言って、やんちゃな男の子。
彼とのレッスンは、毎回 「舵取り合戦」。
こちらが方向を示しつつ、彼の勢いも活かしつつ、
絶妙なバランスで 進めています。
普段なら、最終的に 私が "3割くらい" は 舵を取れるのですが ──
今週は、ゼロ。
見事なくらい、まったく 舵を握らせて もらえませんでした。
「じゃあ これやる?」 → 違うこと開始。
「じゃあ 音符カードは?」 → 却下。
「あ、これは 今週限定だな」 と わかります。
きっと 来週には、
いつもの "通常運転のやんちゃさ" に 戻っているでしょう。
信頼して、待つことも 指導のうち。
■ ピアノ教室だから 見える、「小さなSOS」。
ピアノ教室は、
学校とも 家庭とも、少し違う場所です。
1対1で 向き合うからこそ、
子どもたちの 小さな変化 が、よく見えます。
集中できない。
涙が出る。
なんとなく 反抗的。
ぼーっとしている。
そんな時、
「ちゃんとやりなさい」だけでは 見えないことが あります。
■ 今週は ── "頑張らせる" より、"安心して来られる" を。
特に GW明けは、
大人が思う以上に、子どもたちは 疲れています。
だからこそ 今週は ──
▶「頑張らせる」より、「安心して 来られる場所」 であること。
それを 大切にしたいなと 思った 一週間でした。
ぜんぶ ひっくるめて。 ── ピアノ教室は、その子の "今" に 寄り添う場所でありたい。
来週には きっと、
元気いっぱいの笑顔 が 戻ってくるはずです♪