■ 6月の初め、信じられない訃報。
6月の初め ──
信じられない訃報が、届きました。
長年お世話になった 鎌田裕子先生が、
5月27日にお亡くなりになった、というお知らせ。
実は4月の末に、共通の知人を交えて
3人でランチをする約束を していました。
ところが直前に ──
今回は伺えそうにありません」
とご連絡をいただき、
改めてランチしましょう♪」
── まさか そのお約束が、
叶わずに 終わってしまうなんて。
そのわずか 1か月後に お別れが来るなんて、
想像も していませんでした。
ご子息のご報告によると、
3月末に末期のがんが見つかり、
その後 わずか2か月で 旅立たれたとのことでした。
今もなお、心が 追いついていません。
■ 出会いは、娘の進学のとき。
鎌田先生との出会いは、
長女が 音楽大学附属中学校への進学を決めた頃でした。
友人から「とても素敵な先輩お母様がいるよ」と
ご紹介いただき、
学校生活や進路について、
たくさんのことを 教えていただきました。
そして入学してみると ── なんと、
鎌田先生のご子息と娘が 同じ門下であるということが、
分かったのです。
その後、子どもたちは それぞれ 別の道へ進みましたが、
ご縁は ずっと続いていきました。
■ 困った時に、いつも そっと。
年に何度かお会いするたびに、
鎌田先生はいつも 変わらぬ優しさで、迎えてくださいました。
私が悩み事を 相談すると ──
決して押しつけることなく、
けれど不思議と
進むべき方向が 見えてくるような言葉を、
かけてくださいました。
ここ数年、発表会でお世話になっているカメラマンさんも、
鎌田先生からご紹介いただいた方です。
思い返してみると ──
私は 困った時に いつも、鎌田先生を頼っていました。
鎌田先生は ピティナでもご活躍され、
多くの方々から 慕われていました。
「困った時に 必ず
そっと手を差し伸べてくださる方」でした。
■ 最後のやり取りも、音楽のことでした。
最後のやり取りも ── やはり、音楽のことでした。
ランチ延期のご連絡をいただいた後、
ある曲の解釈について 自信が持てず、
鎌田先生に ご相談したのです。
きっとご体調も 決して良くなかったはずです。
それなのに ──
まるで 目の前でお話ししてくださっているかのように、
生き生きとした 温かいアドバイスを、くださいました。
今 ──
その曲を、生徒が弾いています。
レッスンをしながら、
あの時いただいたアドバイスを 思い出しています。
こうして 鎌田先生から受け取った言葉は、
私を通して ── また
次の世代へ 受け継がれていくのでしょう。
■ 鈴の音のような、可愛らしいお声。
鎌田先生の、
鈴が鳴るような 可愛らしいお声。
相手を包み込むような、
優しく温かな 言葉の数々。
そして 思わず見とれてしまうような、
美しい笑顔。
忘れることは ありません。
たくさんの優しさと、ご縁に。
心から、感謝しています。
本当に、ありがとうございました。